PIX4Dmatic & PIX4Dsurvey 1.54.1:ビデオフライスルーなどをご紹介!
PIX4Dmatic & PIX4Dsurvey 1.54.1
PIX4Dmaticからプレゼントをお届けします! 今回のリリースに含まれる、ビデオフライスルーやデータセットのシームレスなマージなどの機能により、プロジェクトのワークフローをより高い精度と洞察で操作していただけるようになります。1年の締めくくりとして、マッピングや測量プロジェクトにさらなる喜びをお届けできれば幸いです。
ビデオとビュー
データセットから臨場感あふれるフライスルーを作成し、複数のビューを保存して後で参照できるため、建設、測量、エンジニアリング、科学捜査等でのプレゼンテーションにも最適です。
マージ機能の向上
キャプチャした時間に関わらず、オーバーラップする複数のプロジェクト(航空測量もしくは地上測量)をシームレスに統合し、GCPや手動タイポイント(MTP)を使用して高い精度でマージできます。今回のアップデートでは、既存のプロジェクトにマージしたり、新しいプロジェクトを作成する際の柔軟性が増し、マージ内容を確定する前に確認・調整できるようになりました。
オブジェクト選択ツール
この新 しいツールを使うことで、点群内のオブジェクトをすばやく選択・分類できるようになります。不要な点の除外や分類のプロセスが簡素化され、さらに効率的なワークフローを実現します。
品質レポートの内容が充実
品質レポートの内容を大幅にアップデートし、データセットの処理結果を詳細に分析できるようになりました。キャリブレーションの品質も表示しているため、問題の特定と解決にも役立ちます。品質レポートに表示されるデータ内容が増え、DSMとオルソモザイクの処理結果も追加されました。
バーチャルインスペクター
PIX4Dcloudでプロジェクトを共有する際、バーチャルインスペクターツールを使用することで、PIX4Dmaticプロジェクトの詳細な分析と文書化が可能になり、プロジェクトの柔軟性と第三者による利用しやすさが向上しました。
相対的信頼度マップ
データセットの中のキャリブレーションの信頼性が低いエリアが可視化されるため、より正確な結果を得るためのデータ取得や処理結果の改善に役立ちます。このマップを使用し、GCPやMTPをどこに追加すればデータセットと最終アウトプットのキャリブレーションが改善するか、より高い理解と分析を行うことが可能です。
一貫性のある距離計測
PIX4Dmaticで計測したデータは、2Dビューアや3Dビューア上で維持されるようになり、簡単に文書化したり、プレゼンテーション機能を強化することができます。
無効化された点の表示
PIX4Dmaticでは、点群の直接編集に加え、「コンテンツ」メニューから無効化された点を直接表示できるようになり、司法や科学捜査での利用において透明性と完全性を提供します。
その他
今回のリリースでは、以下の機能追加と改善を行いました。
新機能
- 利用可能なジオイドがある場合も、ジオイド高の選択が可能。
- メッシュスムージングパラメータで、生成されたメッシュにスムージングを適用することが可能。
- MacOSでのPDF品質レポートのエクスポート。
- ポリゴン上にポリゴンホールを作成可能。
- 「ポリゴン平面化」を有効または無効に切り替えることで、ポリゴンを平面・非平面に設定。
- PIX4DmaticでのASPRSクラスの使用。
- 点群上で右クリックし、「選択範囲を反転」を選択できるようになったことで、操作性が向上。
- タイポイントマークを.txtと.csvでエクスポート。
- 点群をLAS 1.2としてエクスポートするオプションを追加。
- 距離測定に使用したベクトルラインをスケールコンストレイントに変換。
- GCP、MTP、チェックポイント、mITPを個別に非表示にするオプションを追加。
- 新しいジオイドを追加:
- アルゼンチン| SRVN16 height - EPSG:9255 | GEOIDE-Ar16
- ポーランド| EVRF2007-PL height - EPSG:9651 | PL-geoid-2021
ソフトウェアの改善とバグ修正
- 世界各地の衛星画像の改善
- プロジェクトのマージ機能の改善
- 品質レポートのPDFエクスポートに関する改善とバグ修正
- カメラ内部ダイアログの改善
- クラッシュ要因を修正